カラダの痛みや不調がある時には、どうしてもその「痛みがある部分」や「不調がある部分」
にフォーカスしてしまいます。
それは、そうですよね。
そこが痛いのですから。
ですが、その痛みや不調を取り除こうとする時には、痛みや不調がある部分ではないところ
にフォーカスするように心がけましょう。
今回は、「腕を上に上げるのはできるのですが、肩の位置でキープするのがつらい」
というご質問をいただいているので、それにお答えしますね。
腕は胴体とつながっています。
腕を肩の位置でキープするには、様々な筋肉を使いますが、大きな筋肉として広背筋(こうはいきん)
という筋肉が大きく関わっています。
広背筋(こうはいきん)の図
その外にも大胸筋とか三角筋とかありますが、今回はこの広背筋に着目してお話ししていきますね。
図をみてわかるように広背筋は、肋骨の上に覆いかぶさるようについています。
ですから、この広背筋をしなやかに動かすために、背骨の隙間をあけて肋骨の間の筋肉をほぐしていけば良いわけです。
ゆらぎ整体では、カラダをゆらしながらほぐしていきます。
<腕~脇の下、広背筋をほぐす>
1.四つん這いになります。
2.四つん這いのまま息を吸いながらカラダを前に伸ばします。
3.そして、息を吐きながらカラダを後ろに引き(お尻をかかとに近づけるように)
そのままゆっくりおでこを床につけます。
4.両腕の脇の下がじっくりと伸びていくのを感じましょう。
5.おでこを床につけたまま、おでこを支点としてカラダをゆっくり左右に揺すります。
6.呼吸は止めずに深い呼吸で動きましょう。
腕~脇の下~脇腹~背中~腰がほぐれていきます。
7.2~3分くらい続け、ゆっくりと四つん這いに戻ります。
背中から腰にかけて、ちょうど広背筋がほぐれて腕が動きやすくなります。
やってみてくださいね。